十日町市体育協会のあゆみ 第二集

「新座地区体協の活動」
 新座地区体協は昭和58年11月27日の創立以来、20年の歴史を刻んでいます。
創立当初からジュニア育成に力を注ぎ、特にマラソンでは、今年度で26回目を数える「新雪ジョギングマラソン大会」の主催や早朝マラソンの実施等で、「駅伝王国十日町」の基礎作りに貢献して来たものと自負しています。
 当地区においても、時代の流れの中で、地域住民のニーズも変化し、スポーツの多様化、広域化が進み、地区民が一同に会しての活動や地区内だけで活動が難しい状況となってきました。
 そんな情勢を受け、地区民運動会も四年に一度の開催となり、益々地区民を巻き込んでの活動がやりにくくなっているのが現状です。
活動が低迷する中、四年前の平成12年度には体協の再生を図り、組織改革を行いました。そして現在、設立当時の原点に立ち返り、足場を固める活動を進めている最中です。
 体協役員の発掘と、役割、仕事の分業を行い、活動しやすく成果の上がる組織への改革。
地区民の為になる活動(救急法講習、クリーン作戦等)、地区民に見える活動を発掘し実施する。各クラブの活動紹介とクラブ員の勧誘を進め、クラブの人員と若返りを進め活性化を図る。
 当面「新雪ジョギングマラソン大会」を地域住民を巻き込んでの活動の中心に据え、地区振興会や公民館、青年会、青少年育成会等と連携しながらスポーツ振興とジュニア育成を進め、地区民の体協として発展して行くよう努力してまいります。

十日町市体育協会のあゆみ

「新座地区体育協会黎明期からのあゆみ」
 市内地区体育協会発足当初から、中条地区体育協会に所属していた、新座、大井田地区は、大井田コニュニティーセンター完成を機に地域活動の充実をかかげた。
大井田地区より、中条地区体育協会から分離独立の声が上がり、こうした状況から市体育協会指導の下、新座地区も同時独立の機を迎えました。
 新座地域は中条地区体育協会の下で、独自のスポーツ活動を続けており、中でもマラソンクラブの結束した力で、毎年正月に「新雪(親切)ジョギングマラソン大会」を開催、全国一の雪深い街でも走る事が出来ると言う心意気が、今や全国各地からの参加を見るまでの盛大な大会に成長しました。
旧新座小学校プールを利用した、地区民へのプール開放活動、旧公民館講堂でのジュニアを含めた卓球、学校開放を利用したバレーボール・軟式庭球や、野球の地区親善試合と、地道な活動の積み重ねが、新座地区体育協会発足へのステップとなった訳です。
 昭和五十八年十一月発足した「新座地区体育協会」は十日町市内九地区体育協会にはない、青少年育成(プール運営・少年野球・マラソン)やゲートボールをも加えた地域スポーツ全般を見わたした、組織化がなされて来ました。
会則にかかげた通り、スポーツを愛好する地区民の英知と情熱を終結し、地区民相互の連帯と親睦を図ることを目的に、合わせてスポーツを通じて青少年の健全な体と精神の育成を目的に、新座地区体育協会は前進を続けております。